プランニングの誤謬

今回のキーワードは「プランニングの誤謬(Planning Fallacy)」です。これは「人は物事を“自分の見えている範囲だけ”で見積もり、結果として常に過小評価してしまう」という心理です。 

一般に新製品を企画・開発するときにエンジニアが陥りやすい落とし穴であり、既存資産を利用するよりも自分でイチから作りたがる傾向にあります。そして、経験や知識の不足から隠れていた巨大な塊にぶち当たるので、氷山モデルでよく説明されます。 

この現象は、ラムズフェルドの“未知の未知”(Unknown Unknowns)という言葉でも語られています。すなわち、「既知の未知(知らないと分かっていること) ではなく、未知の未知(存在すら知らない問題) が最も破壊力がある」という怖い法則です。 

私自身も何回も痛い目に遭い、次のような「知らざるを知る」スキルを積み上げてきました。 

 a. 見えていない範囲の大きさを想像できるようになる 
 b. 他人の作ったものを柔軟に受け入れる姿勢 

実は、ここにきてとっておきの解決法が見つかりました。それは、最初に生成AIに徹底的に相談し、氷山の大きさをイメージすることです。もっとも、それでaの問題はクリアできたとしても、bの課題を解決できる柔らか頭がなければ、まさに「仏作って魂入れず」です。 

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