モラベックのパラドックス

みなさんは「モラベックのパラドックス」をご存じでしょうか。 


これは、「人間が“難しい”と感じる知的作業はAIが簡単にこなし、 人間が“簡単だろう”と思っていることは実はAIは苦手」という逆説的な観察です。 

囲碁のトッププロに勝つAIを見て「すげぇ」と驚いたのはもう何年も前のこと。 
しかし、3歳児のように物をつかむ、10歳児のように空気を読む、 職人のように“なんとなく気づく”という領域となると、AIは驚くほど不器用です。

 

我々はUnconscious Asset(無意識の資産)を多く持っています。 

日本人にとっての治安、田舎の人にとっての自然など、人は当たり前にある物の価値になかなか気づきません。ビジネスにおいては、会議中に「ん?雰囲気がちょっと変だな」と感じる、データを見て「この数字、どこかおかしいぞ」と違和感を抱く、顧客の短い沈黙から“本音”をくみとる、などです。 

人間が“何気なく”やっている作業はふんだんにありますので、そう考えるとAGI(汎用人工知能)の実現はまだ時間がかかるかも知れません

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