生産性のパラドックスとAI

みなさんは「生産性のパラドックス」をご存じでしょうか。
これは1987年に経済学者ロバート・ソローが「コンピューターは普及しているのに、生産性統計にその効果が見えない」と指摘したものです。

その後、ITの効果を引き出すには、コンピューターの導入だけでなく、業務プロセスや組織の変革が必要であることが明らかになってきました。
今のAIにも似たことが起きています。AIで個人の仕事は速くなっているのに、会社全体の売上や利益への貢献はまだ見えにくい。

社員の成果が周囲に広がり会社全体に浸透する。
しかし、それだけでは以前書いた「浮いた時間はどこへ消えたのか」という問題は解決しません。
AIを前提に仕事の進め方を変えてこそ数字にも現れるのでしょう。

消えたチーズが目の前に現れるまでの時間。これを縮めるのは、経営トップの実行力です。
コンピューターの歴史を振り返れば、今やるべきことは見えているように思います。